大阪市電保存館

市電保存館一般公開 

2003年11月15日(土)11月16日(日)
市電保存館を一般公開していました。

大阪市交通局



市電保存館の概要
場所:大阪市住之江区緑木1−4−64(緑木検車場内)
構造:鉄筋平屋建
面積:444u
竣工:1993(平成5)年3月31日




大阪市電創業時の台車について

 わが国初の公営電車は、100年前の明治36年9月12日に花園西橋詰から築港桟橋の5km間に開業した大阪市電でした。創業当初、大阪市電に採用されたドイツの「ヘルブランド社」が製造した台車は、日本に12台が輸入され、内10台が大阪市電の台車として活躍しました。このうち3台は、当時魚釣り電車と呼ばれ人気のあった二階付き電車にも使用されました。
 大阪市電で使用されていたこの10台の台車は、明治44年から大正3年にかけて、地方の電鉄に譲渡されるなどして大阪市から姿を消しました。
 今回展示されていたこの台車は、明治44年に松山電気軌道(現在の伊予鉄道)に譲渡され、その後能勢電鉄に譲渡、貨物電車105号車として活躍したものです。さらにその後、京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)に譲渡され。「歴史的に大変貴重な大阪市電創業当時の現存する唯一の台車」として昭和32年から宝塚ファミリーランド内の「のりもの館」で保存、展示されていました。
 日本で唯一現存するこのヘルブランド社製台車は、世界的に見ても、大きな希少価値をもっていますが、この度、大阪市営交通100周年を迎えるにあたり、阪急電鉄から大阪市交通局に寄贈されました。




車内はロングシートと当然ですがとても味のあるムードでした。
老朽化によりつり革にはぶら下がらないで下さいと書かれていました。




10円以下の貨幣ってどんな小銭でしょう?
時代が全く違いますねーぇ。



「乗降者横断優先」
これは電停が道路上で島のようなところから
車のドライバーに向けてのメッセージですね。




魚釣り電車と呼ばれた二階付き電車。




現在のHEPナビオの東側に電停があり
そこから都島や守口方面に
走っていた車両ですね。



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